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片道40分の電車通勤を3年続けている。往復で80分、年間で約320時間。この時間を何かに使えないかと考えてスマホゲームを始めたのが2021年だ。
以来、数十本のスマホゲームを試してきた。半分以上は2週間以内に飽きたか、課金の圧力に嫌気が差して辞めた。今回は「1日30分の通勤プレイで本当に楽しめた、かつ課金なしでも十分遊べた」5本を紹介する。
選定基準について
まず僕の選定基準を明確にしておく。
- 無課金プレイで主要コンテンツを楽しめること
- 1セッション5〜15分で区切れること(通勤中に中断できる)
- 2ヶ月以上継続してプレイしたこと
- 「課金しないと詰まる」設計になっていないこと
課金そのものを否定しているわけではない。応援したいゲームには課金する。ただ、無課金でも楽しめる設計かどうかは重要な評価ポイントだ。
5本の紹介
1. 原神(Genshin Impact)
プレイ期間:約1年2ヶ月(現在も継続中)
正直、最初は「ゼルダのパクリ」という先入観から避けていた。でも友人に勧められて試してみたら、1週間で40時間やってしまっていた。
原神の課金要素は主に「ガチャ(願)」だ。新キャラクターを入手するためのガチャで、天井(確定入手)が90回。1回160原石、天井まで最大14,400原石必要で、課金換算すると約2万円以上かかる場合もある。
ただし、無課金でも毎日任務・週次任務・探索報酬で原石が貯まる。1ヶ月で2,000〜3,000原石程度だが、新キャラを無理に取ろうとしなければ、初期キャラクターや「フレンドリー排出」で来たキャラで十分楽しめる。
僕は1年以上の無課金プレイで、世界探索度90%以上・螺旋9層クリアまで到達した。メインストーリーは無料で全部読める、探索は無課金でも全部できるのが原神の良いところだ。
通勤向けの難点は、フィールドが広すぎてついつい乗り過ごしそうになること。気をつけて。
2. ブルーアーカイブ
プレイ期間:8ヶ月(現在も継続)
最初の2週間はストーリーを読むだけで終わった。ブルーアーカイブのテキストは異常に丁寧で、笑えるシーンと泣けるシーンの落差が激しい。「スマホゲームでここまでやるか」と思った。
バトルはオートプレイ中心で、通勤中の片手操作でも問題ない。難しいコンテンツ(総力戦等)は攻略サイトを参考にすれば無課金でもある程度対応できる。
課金要素はガチャ(ピックアップ)がメインだが、月額課金(月パス280円)だけでも十分な報酬がある。月280円を課金した場合と無課金の体験差は小さい。これが個人的に評価している点だ。
ただし、ストーリーの中断がしにくい。バス停での乗降中に重要なシーンが来て慌てることが何度かあった。
3. Threes!(スリーズ)
プレイ期間:3年以上(今でも気が向いたら起動する)
買い切りアプリで価格は600円。課金は存在しない。2048のルーツになったゲームで、3・6・12・24……と数字を合わせていくパズルだ。
シンプルに見えて奥が深い。ハイスコアを更新するたびに「もう1回」となる。1セッション3〜5分で完結するので通勤時間との相性が最高だ。
課金がないため純粋にゲームだけで評価できる。600円で3年以上遊んでいるコスパは異常。スマホゲームの中で最も「1プレイあたりのコスト」が低い。
4. Slay the Spire(スレイ・ザ・スパイア)
プレイ期間:5ヶ月(合計200時間以上)
買い切り1,960円のカードゲーム×ローグライク。PC版が元祖でスマホに移植されたもので、品質はPC版と遜色ない。
デッキを構築しながらダンジョンを進む。同じキャラクターを使っても、毎回カードの組み合わせが違うため飽きない。1周30〜40分だが、「あと1戦だけ」が止まらない。
通勤中は考えながらプレイするので頭が働く。眠い朝の電車で脳を起こすのに最適だった。1,960円で200時間は、どんなスマホゲームよりコスパがいい。
唯一の欠点:面白すぎて乗り過ごした。2回。
5. Alto’s Odyssey: The Lost City
プレイ期間:6ヶ月(断続的に継続)
買い切り610円の横スクロールスノーボードゲーム。砂漠・密林・古代遺跡を舞台にしたエンドレスランナーで、グラフィックと音楽が圧倒的に美しい。
操作はタップするだけ。難しいコンボや攻略法もあるが、ただ走らせるだけでも気持ちいい。「疲れている日の通勤帰り」に特に合うゲームだ。何も考えたくないときに起動する。
課金要素はなし。ゲーム内コインで解除できる要素はあるが、プレイで自然に集まる。音楽が良すぎてイヤホン必須。
5本の比較まとめ
| タイトル | 価格 | 1セッション | 課金圧力 | 通勤適性 |
|---|---|---|---|---|
| 原神 | 無料 | 20〜60分 | 中(スキップ可) | △(長くなりがち) |
| ブルーアーカイブ | 無料 | 10〜30分 | 低 | ○ |
| Threes! | 600円 | 3〜5分 | なし | ◎ |
| Slay the Spire | 1,960円 | 30〜40分 | なし | ○(乗り過ごし注意) |
| Alto’s Odyssey | 610円 | 5〜15分 | なし | ◎(イヤホン推奨) |
課金なしで楽しむためのコツ
ガチャ系ゲーム(原神・ブルーアーカイブ)で課金なしを貫くなら、最初にルールを決めることが重要だ。
- 好きなキャラを全員取ろうとしない:好みのキャラが1〜2人いれば十分楽しめる設計になっている
- 排出率を計算してから引く:原神なら0.6%の確率でピックアップが出る。期待値を理解した上で引く
- 新キャラを追いかけない:バージョン更新のたびに新キャラが来るが、全員取ろうとするとゲームが苦行になる
買い切りアプリ(Threes!・Slay the Spire・Alto’s Odyssey)はそもそも課金の概念がないので、純粋にゲームを楽しめる。スマホゲームに課金したくない人は買い切りアプリから入るのが精神衛生的に楽だ。
まとめ
3年間の通勤ゲームライフで気づいたのは、「無課金でも楽しめる」と「無課金だと楽しめない」の設計差は最初の1週間でわかるということだ。
リソース(スタミナ・ガチャ石)を渋ってくるゲームは無課金には向かない。逆に、無課金でも主要コンテンツに制限がないゲームは長続きする。上の5本はどれもその設計が好きで続けている。
通勤時間を有効活用したい人に、まずSlay the SpireかThrees!を試してほしい。買い切りで失敗がない上に、相当長く遊べる。
