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Switchのゲームが高い。ファーストパーティーのタイトルは平気で6,000〜7,000円する。マリオカート8デラックスが2017年発売なのに今もほぼ定価で売られているのは、任天堂の値引きをしない姿勢を体現している。
でも、ニンテンドーeショップには1,000円以下で買えるインディーゲームが無数にある。僕は過去3年でインディーゲームに20本以上課金し、そのうち5本が「プレイ時間100時間越え」の名作だった。今回はその5本を紹介する。
5本の概要
| タイトル | 価格 | プレイ時間 | ジャンル |
|---|---|---|---|
| Hollow Knight | 663円 | 約120時間 | メトロイドヴァニア |
| Celeste | 1,000円(定価)→セール500円 | 約60時間 | プラットフォーマー |
| Dead Cells | 定価2,980円→セール800円 | 約130時間 | ローグライクACT |
| Stardew Valley | 定価1,480円→セール500円 | 約200時間 | 農場シミュレーション |
| Hades | 定価2,980円→セール800円 | 約110時間 | ローグライクACT |
「1,000円以下」というのはセール価格での購入だ。ニンテンドーeショップは年に数回セールがある。ウィッシュリストに入れて待てば、ほぼ全てのインディーゲームが半額以下になる機会がある。
各タイトルの詳細レビュー
Hollow Knight——663円で120時間
663円は定価だ。セールにもなったが、正直これは定価でも安い。
Team Cherryという2人のオーストラリア人チームが作ったゲームで、虫が支配する地下帝国を探索するメトロイドヴァニアだ。ゲームのクオリティが定価663円という事実が信じられない。
難しい。序盤は特に難しい。マップを自分でマーキングしながら進む探索型ゲームで、「どこに何があるか」が最初は全くわからない。最初の10時間は迷子になった回数が多すぎて数えられなかった。
でも40時間を過ぎたあたりで、世界の構造が頭に入ってくる。地下帝国の歴史が断片的に語られ始め、「ここで何が起きたのか」を考えながら進むのが楽しくなる。エンディングは複数あり、真エンドまで行くためには特定の条件を満たす必要がある。僕は全クリアに120時間かかった。
音楽が異常にいい。地下世界の静けさと絶望を表現したオーケストラサウンドは、プレイ中ずっと流れていて飽きない。
Celeste——心に刺さる500円
Celesteは表面上「難しい2Dプラットフォーマー」だが、本質は「不安や自己嫌悪を抱えた人間の物語」だ。主人公のマデリンが山を登る。それだけの話なのに、60時間かけてプレイした後、しばらく感情が動かなかった。
操作はシンプル。走る、ジャンプする、空中ダッシュする。でも難易度はシビアで、一部のステージは数百回死ぬことが普通だ。
ただし、難易度は細かく調整できる(アシストモード)。ゲームが難しすぎてストーリーを楽しめない人でも、アシストモードで敵を無敵にしたりジャンプ回数を増やしたりすることでクリア可能だ。「難しいゲームのストーリーを楽しむためのアクセシビリティ」という設計が素晴らしい。
メインストーリーのクリアに約6時間、全ての隠し要素を集めると60時間以上かかる。さらに追加コンテンツの「Bサイド」「Cサイド」はメイン本編より格段に難しく、これを全クリするためだけに30時間以上費やした。
Dead Cells——130時間やっても飽きない不思議
ローグライクとメトロイドヴァニアを組み合わせた構造で、「死んだらゼロからやり直し、でも少しずつ恒久強化が進む」ゲームプレイだ。
1周30〜40分。途中で死ぬと最初から(ただしアンロックした武器・スキルは引き継ぐ)。この周回を130時間繰り返した。
なぜ飽きないかを考えると、毎回武器の組み合わせが違うからだと思う。このゲームには武器が100種類以上あり、どれを拾うかでプレイスタイルが変わる。今日は弓特化、明日は盾カウンター特化、来週は毒ダメージ特化。毎回違うビルドを試すのが楽しい。
定価2,980円だがセールで800円になったタイミングで買った。ボスキル追加等のDLCが複数あるが、本体だけで130時間遊べたのでDLCは買っていない。
Stardew Valley——200時間の農場生活
Stardew ValleyはConcernedApeという一人の開発者が数年かけて作ったゲームだ。農場を経営しながら村の人々と交流し、地下鉱山を探索する。聞くとシンプルだが、プレイすると時間が溶ける。
200時間プレイして気づいたのは「このゲームに明確な目標がない」ことが良いということだ。収穫を充実させてもいい、釣りに没頭してもいい、村人と仲良くなってもいい。自分でやりたいことを決めて進める自由さが、長時間プレイを支えている。
1日ゲーム内時間が約10〜15分(リアル時間)で終わり、毎日コツコツ進める構造も通勤中のプレイに合う。ただし農場に愛着が湧きすぎて、Switch本体を忘れた日の喪失感がすごかった。
一人プレイだけでなく、マルチプレイ(最大4人)にも対応している。友人と農場を共同経営するのも楽しい。
Hades——ストーリーがあるローグライク
ローグライクは普通、ストーリーがほとんどない。「進んで死んでやり直す」繰り返しだから、物語に使う時間がない。
Hadesはこれを解決した。死ぬたびに物語が進む。死亡は「地獄から脱出を試みて失敗」という設定で、帰ってくるたびに登場人物の台詞が変わり、関係性が発展する。つまり、プレイを重ねるほどストーリーが豊かになる設計だ。
戦闘は爽快で操作感が良く、死んだ悔しさよりも「もう1回やろう」という気持ちが強い。110時間でエンディングを見た後も、真エンドのためにさらに20回周回した。
Hadesはインディーゲームとして初めてヒューゴー賞を受賞した作品だ。
インディーゲームをお得に買う方法
ニンテンドーeショップのセールは以下のタイミングで来ることが多い。
- 年末年始(12月下旬〜1月上旬):最大規模のセール
- ゴールデンウィーク(4月下旬〜5月上旬)
- 個別タイトルの周年記念
- 新作発売前の旧作セール
「デカいセール」を待つより、ウィッシュリストに追加して定期的にチェックするのが一番効率的だ。eショップアプリはウィッシュリストの価格変動をプッシュ通知してくれる。
また、NintendoSwitch OnlineのファミリープランはMyNintendoゴールドポイントが貯まるので、これを使って実質無料でインディーを買えることもある。
まとめ
5本で合計620時間以上のプレイ。購入価格の合計は定価ベースで約9,000円だが、セール購入なら3,000円台で揃えられる。
大作ゲームが1本8,000〜9,000円する時代に、663円のゲームで120時間遊べる事実は圧倒的だ。インディーゲームは「知られていないから売れない」ものが多いが、Hollow KnightとHadesはその認知を覆した傑作だと思う。
ニンテンドーeショップを覗いたことがない人に言いたい。スクロールを1時間してみてほしい。必ず「これ面白そう」と思うものが見つかる。
